R6年度ベトナム向けりんご輸出のための栽培地検査を受けました。
りんごの花が可憐に咲き誇る季節となりました。りんごの花は桜に似ていますが、葉っぱも同時に成長するので「あたり一面真っ白!」という状態ではありませんが、花そうがポンポンと枝に賑わう姿を見ると(津軽の春はこれこれ♩)と春の訪れを実感いたします。
りんごの蕾は「浅蘇芳」の様な濃い桃色をしていますが、蕾が膨らむころには大分色も抜け白み、開花した花はほぼ白色で、遠くから見ると、薄ぼんやりとりんごの樹全体が輝いて見えます。
花の命は10日間程度で、りんごの花の匂いがちゃんとします(そりゃね)。りんごの花の香をどう表現すれば良いのか悩みましたが……、「埃っぽい薔薇」「野イチゴの様な…」「りんごと言えなくもない」…、どうにもクリティカルヒットするような回答が出てきませんでしたので、ご興味のある方は是非一度、りんごの花の香りを体験しに青森へ足を運んでいただければなと思います。
散り始める頃から花托部分がふっくらとし始めますが、同時に栽培作業がも激務化するので、もう「りんごの花が綺麗~」とか言ってられなくなります。いよいよりんご農作業本格化、今年も収穫までノンストップという状況へ続きます。生産農家さんにエールを送ってください…(祈)。
そんな開花の最中に、栽培地検査が行われます。りんごの病害虫や育成状況をチェックするのが目的で、主にりんご輸出先国の要望で行われます。
今回はベトナム向けの生産園地登録に係る開花時検査2回のうちの1回目で、もちろん合格でした。
植防弘前の職員さん達も、この時期はりんご園を毎日一万歩以上歩き回るそうで、……健康的ですね♡
今年も美味しいりんごが実りますように。